つまみ細工の歴史

つまみ細工の画像 ハンドメイド

まるこです。

つまみ細工を作っているとよく思います

「つまみ細工っていつから始まったのだろう」と。

つまみ細工は布の折り方や布の風合いによって、花の種類や表情が変わってきます。

今は色々なレクチャー本も出ていますから、私のように習いに行かなくても好きな時に作れます。

材料もほぼ100円ショップで揃えられます。

でも昔は今のようにモノが豊富な時代ではなかったハズです。

そんな時代の中で、こんなに細かい細工が生まれた。

純粋に最初に考えついた人はすごい!と思います。

なので、少しつまみ細工の歴史を調べて見ました。

尚、私が調べた限りの知識なので、誤りや漏れがあると思います。そのあたりはご了承下さいね。

つまみ細工の始まり

つまみ細工の始まりをご紹介していきますね。

つまみ細工の始まりは、江戸時代の初期のころの江戸の町からだそうです。

今から400年ほど前ですね。

昔は布織物はとても貴重なモノでした。

そのため着物自体も貴重で、普段は「古着屋」で購入して、ほつれたら修繕して破れてもあて布をして着ていたそうです。

どうしても着れなくなった時に、縫い目をほどき「雑巾」などにリサイクルして最後まで使い切っていたそうです。

新品の着物は特別なお祝い事のときくらいしか仕立てなかったそうです。

そんな貴重な布織物から着物を作り、残った端切れから小物類を作り…その小物の中の一つがつまみ細工だそうです。

つまみ細工に使う布は、小さいものでも1.5センチの正方形くらいの大きさです。(私が作った中で一番小さいサイズです)

その大きさの布が5枚~6枚ほどそろえば、つまみ細工は作れます。

1.5センチは本当に小さいです。

そのサイズの布さえも捨てずに使おうとする心…切れ端さえも無駄にはしない!という強い気持ちが読み取れます。

そんな気持ちがつまみ細工を作ったのかもしれませんね。(私の想像です)

つまみ細工の歴史の流れ

簡単にですが、つまみ細工の歴史の流れをご紹介していきますね。

江戸時代の始まりくらいから作られ始めた「つまみ細工」ですが、江戸時代の中期になると「櫛や簪」の装飾に使われはじめたそうです。

その後、つまみ細工を作る専門の業者も現れはじめ、参勤交代などで江戸に来る大名たちの「江戸土産」として重宝されたとか…。

今でも「つまみ細工」はとても高価です(私が見る限り)

その頃の「つまみ細工」はとても貴重で高価なものだったでしょうね。

大名たちのお土産になるほどですから。

その頃の「つまみ細工」の現物があれば見てみたいと思いますが、「つまみ細工」は布と糊で作られているため保存が難しく現存するものはほぼ無いそうです。(残念です)

つまみ細工の現在

つまみ細工の現在はどうなのでしょうか?

今では、つまみ細工は江戸発祥ということで、東京都の「伝統工芸品」だそうです。

なんだか「伝統工芸品」と聞くととても敷居が高いような気がします。

ですが私のような「ヘタの横好き」や、とても素晴らしい作品を生み出す人たちもいる。

「伝統工芸品」ではありますが、誰でも好きに自由に作ることができる。

敷居が高いと思われるかもしれませんが、まったく高くないです。

私が言うのもなんですが…折り紙が折れれば、つまみ細工もできるのではないかと思います。

あと、ボンドや糊(のり)を使いますから手が汚れてもかまわないという方は、つまみ細工を作れると思います。

道具や材料を揃えるのに少し時間がかかるかもしれませんが、枯れない花を作り出すことができるなんてとってもステキだと思いませんか?

少しでも興味のある方は、時間があるときにでも始めてみてください。

 

私のおススメ記事です♪
私が使っているつまみ細工の道具

 

まとめ

つまみ細工の歴史をご紹介していきました。

今では「つまみ細工」は本当に沢山の方が楽しまれています。

私も、手芸店のワークショップで「つまみ細工」が開催される時に申し込みをすることがありますが、いつも大人気で予約が取れません。

ワークショップに参加できないことは寂しいですが、それだけ沢山の人達が「つまみ細工」を楽しんでいるということは嬉しい限りです。

  • 400年ほど前から始まった「つまみ細工」が、今の私たちにも伝わり、それぞれの大切な「ハレノヒ」を彩っている。
  • そして貴重な布を最後まで使いきる・無駄にしないこころ

それらを思うととても感慨深いです。

私は不器用なので趣味の範囲を超えることはないと思います。

ですが、つまみ細工は本当にキレイで可愛らしい花です。(花以外もありますが)

できる事なら普段の生活の中でも使えるように、いろいろアレンジができるようになったらうれしいですね。

これからも私や私の周りの人達が喜んでくれるようなモノを作り続けれたらと思います。

では、またほかの記事でお会いしましょう。

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